在学生・修了生の声

社会人・経営管理職として実務面に役立っています
2010年入学-在籍中 運輸業

YBS(横浜国立大学ビジネススクール)でMBAを取得後、ビジネスドクタープログラムに進み、2年目を終えようとしています。このコースに進まれる方々のご参考になればと思い、その特徴等をご紹介します。
後期課程に進む上での懸念は、研究者として一層の自律が求められるドクター・コースとはいえ、研究に合った講義の選択肢の有無と研究指導が受けられるかどうか、ということでした。しかし、この2年間を振り返ると様々なプログラムにより研究テーマにフィットしつつ、社会人・経営管理職としての実務面にも役立つ様々な刺激を受けることができました。
例えば企業成長戦略プログラムでは、企業戦略を担うゲスト・スピーカーを迎え、外部からはわかりにくい戦略形成プロセスを理解することができました。トップセミナーは贅沢とも言える少人数環境で、主要企業の経営者から貴重な経験や考えに触れることができたのは、なぜその意思決定をしたかを考えるうえで大き な財産になりました。
論文指導面では、少人数のゼミ環境で先端のテーマに関する論文を読み議論したり、ビジネス・リサーチやフィールド・ワークなどの科目では、自身の研究テーマに応じて、その一部を実際の調査研究と論述によりまとめることで、各人の博士論文に繋がるステップを踏みながら、的確な指導を受けることができます。
自律的な研究姿勢を前提に、これをサポートしてもらえるコースとしてお勧めします。

多彩な仲間に、日々刺激を受けています
2008年入学-在籍中 非鉄金属製造業

YBS(横浜国立大学ビジネススクール)は,平日夜と土曜の開講でMBAが取得できることと,自宅からの通勤途上にキャンパスがあるため私にとっては仕事・勉強の両立に好条件でした。
ここに学ぶ学生は企業や機関など、多彩な業種業態のメンバーであり、議論の中でお互いに切磋琢磨をすることで,新たな視点,イノベーティブな考えが醸成できることが最も魅力的です。また、教授陣の熱心で篤い指導は大変,ありがたく感謝しています。
私の30年以上の企業勤務の経験を改めてアカデミックな概念で体系化でき、高度な専門職業人としてのレベルアップを実感することができました。しかし,企業人として2年間の研究活動は充実していましたが、さらに深耕した研究の欲求が強くなり、2008年度、博士課程に進学して目下、6年計画で活動をしてい ます。
横浜国立大学大学院社会科学研究科では近年、修士博士全課程を一貫したプログラムを立ち上げ、社会人がさらに学びと研究に集中しやすい充実した課程を提供していることは、在学生としてまことに喜ばしいことと思います。

新たなチャレンジで視野が広がった
2005年入学- 2011年修了 金融機関

大学を卒業した当時の日本はバブル経済の真只中でしたが、その後バブルは崩壊し、ビジネス環境は激変致しました。そこで、それまでの社会人としての自分の経験を振り返り、自分なりに経営学を研究しようと一念発起し、大学院に入学することを決意しました。
私の学部時代からの研究分野である環境会計をさらに深めようと、環境会計の分野の著名な教授からビジネスと直結した理論を学べること、さらに隣接している管理会計及び財務会計、そしてファイナンスの教授陣が他大学と比較し充実していることから、横浜国立大学を選びました。
在学中の仕事と勉強の両立に関しては十分な配慮をしていただき、先生方の多分なご協力もあって無事経営学博士の学位を取得することができました。
経営学博士の学位は、現在仕事で大いに役立っており、お世話になった先生方、そして横浜国立大学にはとても感謝しています。

先生方の手厚いサポートに、感謝しています
2005年入学- 2010年修了 精密機器製造業

私は所属企業の経理部門で17年、環境部門で10年の経験を積む中で、環境問題が企業財務に及ぼす影響を研究したいという気持ちを強く持ちました。そして縁あって横浜国立大で“環境財務会計”を研究し、「博士(経営学)」の学位を取得して無事修了することができました。
振り返って思うことは、博士論文は決して自分ひとりで作り上げた作品ではないということです。指導教授とともに、作っては壊し、壊してはまた積み上げつつ、長い時間をかけて完成させるものです。
現在私は、環境省の財務情報に関連するワーキンググループで委員を努め、研究成果が直接活かせる幸運に恵まれていますが、それもこれも遅々として進まぬ私の研究を完成まで導いて下さった先生方のお陰であると、感謝の気持ちで一杯です。

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