概要

本プログラムはグローバル・ビジネスドクターとしての実践的問題解決能力を、段階的プログラムによって育成します。履修にあたっては、専門分野を横断する複数の教員から構成される博士課程前・後期一貫型の研究指導委員会が指導を行います。

(1) 教育プログラム

「クロスオーバー・プログラム」 博士課程前期1年(M1)~博士課程後期1年(D1)

本プログラムでは、「リサーチ・メソッド」(研究方法論)、課題対応型の「プロジェクト演習」(専門の異なる教員による指導)と専門分野横断型の「イン ターフェイス型履修プログラム」により広い視野と専門応用力を備えた統合的マネジメント能力を育成し、さらにそれを支援する「サポート・プログラム」(プ レリキジット、会計CAI、ビジネス・ゲーム)を実施します。

「プロフェッショナル・プログラム」 博士課程後期1年(D1)~博士号取得(D3)

本プログラムでは、自己の専門能力を深耕させ、深い洞察力を養い、実践的解決能力を育成するのに必要な問題定式化能力と分析・立案能力、これらをグローバ ルな環境の中で発揮するために必要な国際コミュニケーション能力を習得するためのサブプログラムを実施。また、博士論文作成を教員とTA(学位取得者)が サポートする「博士論文作成セミナー」を開設し、学位取得の効果的研究支援を行っています。

サブプログラムの概要

(1) 問題定式化能力の育成
有職者の教育研究で直面する課題は、自己の体験やそれの基づく問題意識をより昇華させ、現実と理論の両面から問題を定義する問題定式化能力の育成にあります。「リサーチ・メソッド」に加え、同業界もしくは他業界の企業等を対象とした「ビジネス・リサーチ※」、本学の企業成長戦略研究センターと連携した「リサーチ・プラクティカム」によりこの能力を育成します。
(2) 分析・立案能力の育成
博士論文作成には分析・立案能力が不可欠であり、企業成長戦略研究センターと連携し、最先端研究者及び実務家を招いての「ワークショップ演習」、問題解決のための戦略立案を行う「企業成長戦略プログラム」によりブラッシュアップを図ります。
(3) 研究成果等の国際コミュニケーション能力の育成
国際学会への投稿、研究報告を支援する英語プレゼン・セミナーと先端海外研究者の招聘を内容とする「グローバル・ワークショップ」により国際コミュニケーション能力を育成しています。

「フォローアップ・プログラム」 博士号取得後

本プログラムでは、実践的解決能力を継続的に向上させるために「産官学連携研究」と「国際共同研究」を導入し、博士学位取得後に企業、研究機関、海外などで活躍する修了生のブラッシュアップをはかる。共同研究を通して得られた成果は、「博士論文作成セミナー」「リサーチ・メソッド」「ビジネス・リサーチ※」「ワークショップ演習」「リサーチ・プラクティカム」にフィードバックし、プログラムの質的向上を図っています。

(2) 研究指導ステップ

博士課程後期1年(D1)では、責任指導教員(1名)と指導教員(2名)によって構成される指導委員会の指導により、履修科目の決定、研究計画書の作成・修正がおこなわれます。
2年(D2)では、指導委員会に対し学生は第一次論文中間報告をおこない、指導委員会が以後の指導を検討し決定します。
3年(D3)では、第二次論文中間報告を行い、学位論文審査の着手の可否が決定され、可とされた学生は予備審査を経た後、博士請求論文を提出します。
提出された論文は博士請求論文審査委員会で審査され、口述試験を経て、研究科委員会が博士課程の可否を決定します。


※平成28年度に廃止

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